びわ湖のしじみ

~セタシジミ~

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滋賀県の宝:セタシジミ

滋賀県にあるびわ湖は、
日本最大の湖として知られています。
その豊かな水域には
多くの生物が生息しており、
中でも「セタシジミ」は特に注目されています。
現在はびわ湖全体に生息している
しじみをセタシジミと言いますが、
もともとはびわ湖の南部に位置する
瀬田川周辺に生息していました。

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〇セタシジミの特徴

セタシジミは小さくて
丸みを帯びた貝殻を持ち、
色は薄い灰色や緑がかった褐色です。
その見た目からは一見地味に
見えるかもしれませんが、
実は非常に重要な役割を果たしています。
彼らはびわ湖の水質を浄化する
天然フィルターとして機能し、
水中の有機物を摂取し湖の環境を守っています。

〇セタシジミと地域文化

また、セタシジミは
地元の食文化にも欠かせない存在です。
滋賀県では、
このしじみをつかった料理が古くから親しまれており、
特にしじみ汁は栄養価が高く、
滋味豊かな一品として愛されています。
地元の人々にとって、
セタシジミは単なる食材ではなく、
季節の移り変わりや自然との繋がりを感じさせてくれる存在です。

〇環境保護の取り組み

しかし、近年では琵琶湖の環境変化や水質汚染の影響で、
セタシジミの生息数が減少しています。
これを受けて、
地元の自治体や環境団体は、
セタシジミの保護活動に力を入れています。
特に、5月から8月の産卵期には
禁漁期間が設定されており、
セタシジミの繁殖を支援するための
重要な措置が取られています。
琵琶湖の自然を守るために、
私たち一人一人ができることを考え、
実行することが求められています。

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